アキバ博士の食農教室「食の知恵と文化」

スダチ、カボス、ユズの違いは?

スダチ、カボス、ユズの違いは?

香りや大きさに特徴

 鍋物料理がおいしい季節になったね。水炊き、寄せ鍋、湯豆腐と、いろいろあるけれど、みんなはどんな味が好きかな? 僕はポン酢に、ユズを搾って入れて食べるのが大好きさ。ユズは、ぐつぐつ煮込んだ野菜や肉、魚の味を引き立ててくれるよね。

 独特の香りと酸味を持っているユズは「香酸かんきつ」と呼ばれ、いろいろな食べ物の味を引き立てるのに一役買っているよ。ユズのほかにも香酸かんきつには、スダチやカボス、ダイダイなどがあるよ。レモンも、沖縄県特産のシークヮサーも、香酸かんきつの一つなんだ。代表的な香酸かんきつのユズとスダチ、カボスでは、それぞれ、どのような違いがあるのかな。

 見た目はどれも温州ミカンに似ていて、同じミカン属に分類されているんだ。でも、温州ミカンのように皮をむいて、そのまま食べるには、酸っぱくて向いてないなあ。「酢ミカン」と呼ばれることもあるよ。

 ユズは、中国の長江上流域が原産といわれていて、唐の時代に遣唐使が持ち帰ったとされているよ。日本では、奈良時代には栽培が始まり、食酢などとして使われていたんだ。1個120グラム程度で、皮は黄色で表面が、でこぼこしているよ。比較的寒いところでも作れるから、東北以南で広く栽培されているんだ。和食の吸い物などだけでなく、ジャムや茶に加工されて、みんなに親しまれているよ。

 カボスは1個140グラムほどで、テニスボールくらいの大きさだ。ユズの近縁種で、緑色のうちに収穫するけれど、熟すと黄色になるんだ。主に大分県で作られているよ。普段は、焼き魚などに搾った汁をかけているけれど、風呂に入れて香りを楽しむ方法もあるよ。

 スダチはカボスと同様にユズの近縁種。1個40グラムほどと小さく、ゴルフボールくらいの大きさだ。皮につやと張りがあるものを選ぶといいよ。同じ大きさなら持ったときに重みを感じる方を選ぼう。スダチの9割は徳島県で作られているよ。すがすがしい香りでマツタケや刺し身などの味を引き立てるんだ。

 香酸かんきつはビタミンCの宝庫なんだ。特に、皮に多く含まれるよ。ビタミンCは、肌をきれいに保つ効果や、免疫力を高めて病気になりにくくする、すごい働きがあるんだよ。

                       
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