アキバ博士の食農教室「食の知恵と文化」

スイカの種、食べても大丈夫?

スイカの種は食べても大丈夫
(C)こぐれ けんじろう・画

中国では普通の食材

 ふう~。外に立っているだけで汗が出るくらい暑い日が続いているね。外に出るときは、たくさん水を飲んで、熱中症には気を付けなくちゃ。毎年この時期になるとスイカを買いに行くけれど、みんなはもう食べたかな? 僕はスイカが大好きで、1人で1個食べ切ってしまうくらいさ。でもスイカって、種を取るのが大変。うっかり食べちゃうことも多いよね。「スイカの種を食べると虫垂炎になる」なんていう話も聞いたことあるけれど、食べても平気なのかなあ?

 答えは、食べても大丈夫。スイカの種の外側(種皮)はとっても頑丈にできていて、うっかり飲み込んでしまっても、ほとんどが消化されないで体の外へ出てくるんだ。それに、種は脂肪分とたんぱく質でできているから、消化されてもなんの心配もないよ。「虫垂炎になる」っていうのは、ただの迷信なんだ。もちろん、おなかの中で芽が出るなんてこともないよ。

 日本では、種が少ないものや種なしスイカが好まれる傾向があるけれど、中国では、種を塩でいって食べる文化があるくらい一般的な食材なんだ。食べ方は、硬い種皮をむいて、中身だけいるんだ。カボチャの種も同じようにして食べるよ。種を食べるために、種が大きくなるように品種改良したスイカもあるよ。

 これからどんどんスイカがおいしい季節になるから、この機会に、みんなも少しの種は気にしないで、がぶっと食べてみよう。今は核家族や一人暮らしで、大きなスイカは食べ切れないという人向けに、食べ切りサイズの小玉スイカも出回っているよ。冷蔵庫に丸ごと入る大きさなんだ。暑い夜には、冷えたスイカを食べながら涼むのも夏の楽しみだね。

 

(取材協力=野菜茶業研究所、岐阜薬科大学・水野瑞夫名誉教授、JA鳥取中央)

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