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キュウリ技術研さん─久留米市 秋山 剛毅さん

研究熱心な秋山さん
研究熱心な秋山さん

 今回訪問したのは、久留米市長門石でキュウリを作っている秋山剛毅さん(36)。秋山さんは、父親が倒れたことをきっかけに仕事を辞め、26歳の時に農家を引き継いだ。小さいころから父親を手伝っていたので慣れてはいたが、毎日が工夫の日々だという。

 解決するのが難しい問題にぶつかったときは、先輩農家やキュウリ生産者の所を訪ねる。研究熱心な秋山さんだ。そんなキュウリに思わずかぶりつくと、ぱりっとした歯応えの後にみずみずしさが口いっぱいに広がった。我慢できずに一気に3本も食べた。

 秋山さんの目標は、より多く収穫すること。そのためにキュウリの品種も変えた。今はうどんこ病にも強いといわれる「かねそなえ」を育てている。土はヤシ殻を混ぜ、水と空気が行き渡るように工夫している。工夫すればするほど目に見えて収量が増えるのが農業の醍醐味(だいごみ)だという。

 秋山さんにとって農業とは「生命(いきる)」だそうだ。人にとって食べるということは生きるということ、その食べ物を作っているのが農業だという意味だ。いろいろな食材にあふれている現代だからこそ、工場で大量生産されたものより、農家の思いが詰まった物を口にしたいと私は感じた。私たちの食を支えてくれている農家に感謝して、きょうもいただきますと言いたい。

 

大学生記者 福岡女子大学 庄田ひかり
大学生記者 福岡女子大学 庄田ひかり