学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

要望に応え野菜作る JA福岡市博多じょうもんさん福重市場 髙木智代さん

野菜への愛情たっぷりの髙木さん
野菜への愛情たっぷりの髙木さん

 ~みんなの声を形に、笑顔あふれる食卓を~

 地元の人が食材を買い求めに集う、JA福岡市博多じょうもんさん福重市場は、いつも新鮮な野菜が並びにぎわっている。地元の生産者が育てた農産物の中に珍しい野菜を見つけた。西洋野菜だ。みずみずしく彩り豊かな野菜に目を奪われた。

 この野菜の生産者を訪ねに行くと、マンションが立ち並ぶ一角に突然畑が現れた。エダマメ、トマト、水ナス、博多ナス、西洋ナスなど種類も品種も豊富だ。

 ここで野菜を生産しているのは髙木智代さん(48)。米国で美術を学び、帰国後、英会話教師を務めた後、就農した。今は母親と姉と共に西洋野菜をメインに多種多様な野菜を手掛ける。

 髙木さんのコンセプトは、自分が食べたい物、人が食べたい物を作ること。苦くないニガウリ(ゴーヤー)が食べたい、水ナスが食べたい、ズッキーニの花が食べたいというさまざまな声に応える。おいしい野菜を作るため、土づくりも含め「毎日が観察と工夫」と髙木さんは言う。

 食育にも力を入れ、年に数回、市民や女性農業者らに畑を案内したり、講師をしたりと活躍している。「どんなにおいしい野菜も、嫌いな人と食べたらおいしくない。だから好きな人と食事をしなさい。その中に私が作った野菜たちがいれば幸せ」と髙木さん。彼女の作る野菜は愛情であふれている。

 

大学生記者 福岡女子大学 庄田ひかりさん
大学生記者 福岡女子大学 庄田ひかり