学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

キュウリ 甘味にこだわり
JA筑前あさくら旬菜ひろばとまと 行武久江さん

70歳まで頑張りたいと笑顔で話す行武さん
70歳まで頑張りたいと笑顔で話す
行武さん

 地元産の新鮮で豊富な野菜や花、農産加工品が買い物客の手に取られていく「旬菜ひろばとまと」は早朝から活気ある店だ。今回は、キュウリを出荷する行武久江さん(61)を取材した。行武さんは35年前、米、麦、キュウリ農家へ嫁ぎ、農業に従事した。

 現在は家族で経営し、行武さんは主にキュウリを中心に作っている。

 キュウリ面積は1000坪(1坪3.3平方メートル)で、その数は約3000株にわたる。10月上旬に定植し、11月中旬から6、7月まで収穫できる冬春キュウリを栽培している。取材日は定植から2週間後だったが、背丈ほどに成長していた。

 キュウリの特徴は、何よりその甘味。定期的な土壌分析を欠かさず、消毒を少なく、有機質肥料にこだわっている。黒糖を含めた砂糖水を与えることで可能にしたその甘味は、「旬菜ひろばとまと」でも評判だ。

 「自分たちが作ったキュウリを求めてくれるお客さまがいてくれることが何よりうれしい。値段を決めるのはお客さま。期待に応えて丹精して作っている」と語る。その言葉から行武さんの真摯(しんし)さが伝わってきた。

 行武さんの今後の目標は、加工品の販売によるマーケット拡大。以前、キュウリの漬物を作ったところ、好評だったのがきっかけだ。多様な方法でキュウリの良さを伝えたいとのこと。また、夫が75歳まで農業を続けるようであれば、自分も70歳まで頑張りたいと笑顔で語った。 

 

大学生記者 福岡大学 辻大毅さん
大学生記者 福岡大学 辻大毅