学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

「耳納いっとん米」に力
JAにじ「にじの耳納の里」 尾花芳雄さん、里美さん

6次化商品にも力を入れる尾花さん夫妻
6次化商品にも力を入れる
尾花さん夫妻

 今回取材したのは、うきは市吉井町で米を作る尾花芳雄さん(41)、里美さん(41)夫妻。米の他に麦や大豆、冬にはホウレンソウを栽培する。芳雄さんは以前、建設業に勤めていたが、5年前に一転し農業をすることに決めた。きっかけは、当時高齢化による離農者が多く、自宅の周りに休耕田が増えてきたことだ。里美さんも背中を押してくれた。

 尾花さん夫妻が特に力を入れるのは、「耳納いっとん米」。耳納いっとんの堆肥を土壌に含ませて育てる。品種は甘味と粘りが特徴の「にこまる」だ。芳雄さんは、この米が一番好きという。わが子のように大切に育てることにこだわる。自分が本当においしいと感じるものを作っている夫妻の誇りを感じた。

 芳雄さんは「就農したころは全てが初めてで、何から始めたらいいか分からない状態だった。妻、周りの農家さんが助けてくれたおかげでやってこられた」と話す。

 里美さんは「機械の操作が大変だった」そうだが、取材日には見上げるほどのコンバインを見事に操っていた。

 夫妻の今後の目標は、販路拡大。現在、にじの耳納の里他、福岡市内でも耳納いっとん米や米粉、小麦粉を販売中。一層のマーケットの拡大を図る。また、保存が利くため非常食に適した米粉にも力を入れたいと語る。

 こだわりの堆肥で作った安全・安心の耳納いっとん米、パンや焼き菓子、離乳食にもなる汎用性が高い米粉、ぜひ手に取ってもらいたい。

 

大学生記者 福岡大学 辻大毅さん
大学生記者 福岡大学 辻大毅