学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

ミカン 技術磨き60年
JAみなみ筑後「愛菜館」 吉田元明さん

吉田元明さん
ミカン作り60年の吉田さん

 色とりどりの野菜や果実が並び、地元のお客さんでにぎわうJAみなみ筑後「愛菜館」。今回取材したのは「愛菜館」にミカンを出荷している吉田元明さん(83)。ミカン作りを60年も続けている大ベテランだ。

 吉田さんのミカンは甘くておいしいと評判だ。私も食べてみたが、そのみずみずしい甘さに、ついつい手が伸びた。おいしさの秘密は、マルチシートを使い、土壌中の水分を極端に減らす栽培方法にある。

 マルチシートは、水蒸気は通すが、雨水などの水滴は通さない農業資材。最低限の水分で育てることで、ミカンにストレスが掛かり、糖度が高くなるという。

 取材を通して感じたのは、吉田さんの農業への前向きな姿勢だ。「60年間、新しい品種、新しい技術を追い掛けてきた」と言う。日々進歩する品種や技術への挑戦が、農業の面白さでもあるそうだ。

 直売所でのお客さんとのつながりも、農業を続けている原動力になっている。「おいしかったよ」と言われると「来年はもっと味のいいミカンを作ろう」と気合が入るという。

 徹底した健康管理の下、おいしいミカン作りに励む吉田さん。元気の秘訣(ひけつ)は、農業のやりがいなのかもしれない。

 

福岡女子大学 大宅梨香さん
大学生記者
福岡女子大学 大宅梨香さん