学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

技術高め歯触り抜群
JA福岡市エノキタケ農家 三島 泰德さん


「ミネラル豊富なエノキタケを
もっとたくさん食べてほしい」と
笑顔の三島さん

 今回取材したのは、福岡市西区千里でエノキタケ栽培をしている三島泰德さん(67)。以前は養豚業を営んでいた。当時は抗生物質を使わなければならない状況だったが、化学飼料を使いたくないという強い思いがあった。

 そこからたどり着いたのが、農薬を使うことなく高温滅菌だけで行うエノキタケ栽培だった。エノキタケは天気に関係なく、街中で栽培することができる。温度をコントロールすれば休みを取ることや計画的な出荷ができるため、従業員を雇うこともできる。

 今では、経営を長男の崇德さん(41)に任せ、その他9人を雇っている。三島さんは「後継者ができたことが一番うれしい」と笑顔で話す。

 栽培時の徹底した衛生管理や温度調整で、三島さん一家が作るエノキタケは、程よい硬さがあり歯触りが良い。このように栽培するには苦労の連続と話す。

 自然のきのこが好む環境を人工的に作るには毎日の努力が欠かせない。そのため照明、温度、風の使い方などさまざまな管理が必要だ。

 そんな中でも良いものを作り、エノキタケをもっと広めたいという思いが、三島さん一家の原動力になっている。

 


大学生記者
日本赤十字九州国際看護大学 熊谷かんなさん